シングルマザーの子育て・父親不在と離婚理由は?
私はシングルマザーになって5年になりますが、若くして結婚した長女もまたシングルマザーになりました。子供は3人。小学生2人と保育園児1人。
シングルマザーなど珍しくもない昨今、母親には金銭的余裕、時間的余裕、体力的余裕がないのが現実です。
シングルマザーの長女はこれといった資格もないま片親になり、今看護助手(ヘルパー)として病院勤務しています。一番下の子が若干4歳と幼いため、遅番勤務(10時~20時)の時は私が都合をつけて3人を引き受けていました。
健康な時は3人の面倒はOKなのですが、体調の悪いときは辛い!
昨年11月に倒れ、その後も体調が戻らないまま、看護師の仕事と孫の面倒は辛くて、泣きそうでした。
見かねた22歳の次女が長女に、【お母さんをいたわってあげて】といったのが発端となり、正月に帰省した長男の子供(3歳)も加わり、我が家はお祭り騒ぎの中、長女が機嫌を害して【ママは最低!】と発言。
二度と3人を私に預けなくなりました。
長女は3人の子育てと仕事、金銭面の苦労と時間のやりくり、子育ての難しさを感じているだろうと推測し、私のほうから歩み寄ったのですが、長女の気持ちは堅い氷状態。
そんな灰色な心持のまま、私は仕事に出かけました。職場までの間にコンビニがあり、風邪で咳が止まらないのでのど飴を買おうと立ち寄った時のこと。
40代半ばと思われるコンビニの男性店長さんはとても親切な人で、立ち寄って店長さんがいれば【よし、今日はいいことがあるぞ!】とラッキーのリトマス紙のように思っていました。
その日も店長さんは在勤!ラッキー、と思って店を出る時とても不思議な気持ちになりました。
【感謝】という言葉が突然私の心に降ってきたのです。
長女が子供たちの面倒を見させてくれることへの感謝。
空が青いと思えることへの感謝。
仕事ができることへの感謝。
仕事ができる状態の自分の体への感謝。
子供たちが私のところへ来てくれることへの感謝。
何とか食べていける程度の収入を得られることへの感謝。
気難しく、ストイックでやりにくい職場のスタッフとも何とかやっていけることへの感謝。
何より、今、生きていることへの感謝。
そんなことを思っていたら、長女へのマイナスな感情はすっきり晴れて、心が快晴になりました。【今まで子供達を面倒見させてくれてありがとね】と長女に伝えようと思いました。
その日はとても軽やかな気持ちで仕事もでき、気持ち一つでこんなに周りは変わるんだ!と実感しました。
【今まで子供達を面倒見させてくれてありがとね】と長女に伝 えた後も長女の心の氷は氷解しませんでしたが、いつでもママは君の味方だよ、とだけ伝えたかった私は思いを伝えられたことに満足しました。
願わくば、長女が元夫を頼ってくれるといいなと、思っています。
長女の元夫も元夫の両親も一切の援助を差し伸べないため、私しか長女を助ける人はいないのに、その差し出した私の手を払いのけるほど、彼女は追い詰められていたのでしょう。
いつかまた、以前のように私を頼ってくれるように、と願っています。
【感謝】の気持ちを私が伝えたことで、長女の心の氷が氷解する時を、私は両手を広げて待つことにします。
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